Tera Term version 1.4 for MS-Windows 3.1 T. Teranishi Mar 10, 1998 Copyright (C) 1994-1998 T. Teranishi All Rights Reserved. 目次 1. 概要 2. 使用上の注意 3. 動作環境 4. インストール 5. 使い方 6. 既知の問題 7. 謝辞 ------------------------------------------------------------------------------- 1. 概要 Tera Term はフリーソフトウェアのターミナルエミュレーター (通信プログラム)で、以下の特徴を持っています。 ・シリアルポート接続 ・TCP/IP (telnet) 接続 ・VT100 端末のエミュレーション(および、VT200, 300 の一部) ・TEK4010 端末のエミュレーション ・ファイル転送プロトコル (Kermit, XMODEM, ZMODEM, B-PLUS, Quick-VAN) ・マクロ言語による自動運転 ・日本語/英語/ロシア語モード ------------------------------------------------------------------------------- 2. 使用上の注意 このプログラムはフリーソフトウェアです。 著作権は、作者(寺西 高)が保持します。 このプログラムの使用による、いかなる損害に対しても、作者は責任を負いません。 作者に無断で以下の事をしないでください。作者に連絡していただければ許可する こともあります。それ以外はどのように使用しても構いません。 1) オリジナル以外の形で他の人に配布する。 2) 配布することによってお金を得る。 (雑誌等の付録やフリーソフト集等の製品に収録したい場合は御一報を) 3) その他、著作権法にふれる行為。 作者へ要望、質問、バグの報告をする前に、この文書、 Tera Term ヘルプ、 MACRO ヘルプ (MACROJ.HLP)、 KEYCODEJ.TXT および Tera Term home page をよく 読んでください。 作者の連絡先(メールアドレス)は Tera Term ヘルプと Tera Term home page に書いてあります。Tera Term home page のアドレスは http://www.vector.co.jp/authors/VA002416/ です(将来変更される可能性があります)。 また、Tera Term 開発に対するユーザーの皆さんからの支援はどのような形であれ 作者はそれを大変ありがたく受け取らせていただきます (それが作者に何らかの義務を負わせるものでなければ)。 Tera Term の最新版は Tera Term home page および以下のサイトから入手できます。 ftp://riksun.riken.go.jp/pub/pc/misc/terminal/teraterm/ ftp://ftp.s.u-tokyo.ac.jp/PC/terminal/teraterm/ (上記のサイト、ディレクトリは将来変更される可能性があります。) ------------------------------------------------------------------------------- 3. 動作環境 Tera Term は以下の OS で動作します。 MS-Windows 3.1 (エンハンストモード) 注: Windows 95/NT 用には、Tera Term Pro を使用してください。 ------------------------------------------------------------------------------- 4. インストール 1) 古いバージョンの Tera Term をインストールしてある場合は、それを アンインストールしてください。 2) 配布パッケージに含まれる全ファイルを空のフロッピーディスクまたは 一時的なディレクトリ(例えば C:\TEMP)にコピーしてください。 3) SETUP.EXE を実行し、その指示にしたがってください。途中でキーボード の種類を聞かれますので、違うものを指定しないように注意してください。 4) インストール後は配布ファイルは必要ありません。それらを削除すること ができます。また、フロッピーディスクに保存して置くのも良いです。 SETUP.EXE には以下のコマンドラインオプションを指定することができます。 形式: SETUP.EXE [/S] [/L] [] ここで: /S ユーザー入力ダイアログボックスを表示しない。 /L Tera Term の言語モード /LE 英語 /LJ1 日本語 (IBM PC/AT キーボード) /LJ2 日本語 (NEC PC98 キーボード) /LR ロシア語 Tera Term がインストールされるディレクトリ 例: SETUP.EXE /S /LJ1 C:\TERATERM ------------------------------------------------------------------------------- 5. 使い方 1) Telnet 接続 "[File] New connection" ダイアログボックスでホスト名またはホストの IP アドレスを指定してください。 2) シリアルポート接続 "[File] New connection" ダイアログボックスでシリアルポートを選択 してください。"[Setup] Serial port" ダイアログボックスでシリアル ポートの設定をしてください。 詳しくは Tera Term ヘルプを読んでください。 キーボードの設定法は、KEYCODEJ.TXT を読んでください。 マクロ機能の使い方は、マクロヘルプ (MACROJ.HLP) を読んでください。 ------------------------------------------------------------------------------- 6. 既知の問題 一部の Windows 3.1 用の TCP/IP (Winsock) ソフト と Tera Term は相性が悪く、 エラーが発生したり、 Windows がハングアップしたりすることがあります。 某社の TCP/IP ソフト (Windows 3.1用) を使用した場合、最初に起動した Tera Term ウインドウはホストに接続できないという問題が起こるようです (2番目以降の ウィンドウは問題なく接続できます)。 Windows 3.1 で上記の問題が発生する場合、可能な限り Windows 95 または Windows NT に移行し、標準添付されている TCP/IP ソフトを使用することを お勧めします。 ------------------------------------------------------------------------------- 7. 謝辞 バグ報告、要望を送ってくださったすべての方、ありがとうございます。 特に、開発の初期から助言、テスト、そして宣伝をしてくださった人々に 感謝します。また、以下の方々のご親切に大変感謝します。 Tera Term 開発への支援や多くのコメントをくださった理化学研究所と東大 それぞれの原子核物理実験グループの皆さん Tera Term の配布および Tera Term メーリングリストの運営に協力 してくださった白橋明弘氏 ターミナルエミュレーションや通信プログラミング等について詳しく教えて くださった藤井啓文氏 配布パッケージに含まれている英語文書の作成を手助けしてくださった Luigi M Bianchi 氏 PC98 用キーボード設定ファイルの作成およびテストに協力してくださった 光山幸男氏と大和良広氏 Tera Term home page の場所を提供してくださったベクターデザイン社 Tera Special フォントの修正に協力してくださった Ralf Schares 氏 ロシア語文字コードセットについて教えてくださった Juri Tsibrovski 氏と Serguei Lukyanov 氏 ロシア語文字コード変換テーブルを作成してくださった Andrey Nikiforov 氏 新しいアイコンを作成してくださった坂本龍彦氏 Tera Term extension interface の開発に協力してくださった Robert O'Callahan 氏